こんにちは。
ヘルスケアブログでは、医院開業を志すドクターのために、開業に役立つ知識や情報をまとめてお届けします。

今回は、「開業までのステップ」というテーマで、医院開業までのロードマップを描き、全体イメージをつかんでいただきたいと思います。

 

何事もまずは段取りから

医院開業で、スケジュール管理は非常に重要です。経営資源である「人・モノ・カネ・情報」を低コストで調達して、患者ニーズに合わせていかに効率的に資源を投入するか、計画的に考える必要があります。

実際に開業するには、次の8つのステップを考えて、具体的にスケジュールに落とし込んでいきます。

①目標開業日の設定

②開業地の選定と評価

③事業計画と資金調達

④建築設計と施工

⑤オープニングスタッフの募集と採用

⑥申請・諸手続き

⑦広告宣伝・PR

⑧スタッフの教育・訓練

 

経営者として意思決定を

上記の8ステップを、開業前の約2~3年前から開業して患者さんを受け入れるまで、徐々に計画を立てて実現していきます。

具体的に、開業までのスケジュールは大きく分けると次のようになります(一戸建て診療所の場合、状況によって変動)。

①開業までの約2~3年前:基本計画の構想段階

目標開業日の設定、開業スタイルの構想、医療方針決定、主要医療機器計画、資金計画立案

②約1年半~2年前:開業地選定と評価段階

開業地の選定、診療圏調査、事業性評価と資金計画修正、金融機関との交渉、土地購入計画

③約1年前~開業:実行段階

建築・設備実施計画、建築実施、医療機器導入、PR計画と実施、オープニングスタッフ募集・採用、開業関連届出

これらの計画を単に作業として実行するわけではなく、ひとりの経営者として意思決定していく必要があります。特に、開業地の選定は失敗が許されない非常に重要なプロセスであり、フローに沿って合理的に判断していく必要があります。

開業を決意して、実現に踏み切ろうとする場合に最大の障壁となるのが開業地の選定です。ドクター自身の故郷や、思い入れがある場所など候補地がすでにあるならば、その候補地に対して診療圏(開業圏)調査を行い、何人ぐらいの患者数が見込めるか、収益がどのくらいあげられるか、などの市場性(マーケット)の有無の判断を行います。

もし候補地がなければ、コンサルタントや不動産専門家の力を借りて開業地の絞り込みと物件探しを行い、同様に診療圏調査を行います。

市場性ありと評価されると、次にマーケットの規模をもとに事業計画と資金計画を詳細に立てて、医院経営が継続して行えるかどうかの評価を行います。採算が妥当であれば次の開業準備へと進み、不採算と判断されれば再度物件探しを行います。

最後に、事業・資金計画評価では、来院患者見込数をもとに次のようなチェックを行い、採算が妥当かを判断します。

①資金調達は十分に行えるか?

②投資に対して借入金の割合がどれくらいか?

③資金の使い道はバランスよく考えられているか?

④現金は十分に確保されているか?

⑤患者数は借入金の返済に十分なだけ確保されているか?

⑥コストの見込みは適切か?

 

開業までの期間を念頭に

以上のようなステップを乗り越えて、いざ開業準備へと入りますが、特に土地・建物の準備には時間がかかりますのでその期間を事前に押さえておく必要があります。

一般に、開業地が決定してから開業初日を迎えるまでの期間は種類によって次のとおりです。

・一戸建て:約10~12ヵ月

・ビルテナント:約4~6ヵ月

実際の工期は、資材の状況や職人数の過不足、業者の質などによって決まります。

以上のように、開業までの段取りは緻密な計画性が不可欠です。次回からの記事で、各ステップについてその内容を具体的に説明していきます。

 

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