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ヘルスケアブログでは、医院開業を志すドクターのために、開業に役立つ知識や情報をまとめてお届けします。

今回は、「医院開業を患者行動から考える」というテーマで、スタート時に集患を円滑に行えるように、患者数が増えやすい時期や診療科目による違いなどの考え方をご紹介します。

 

開業のタイミングを考える意味

「開業をいつにするか?」

この問いに対する答えは、ドクターの勤務先の状況やご家庭の状況など、様々な観点から考える必要があります。もっとも重要なことはドクター自身が納得して決定することですが、見落とせないのがマーケティングの観点です。

地域の患者さんの生活パターンを考えると、変化が起こりやすい4月または10月あたりの時期を狙いたいところです。また、診療科目によっては季節に応じて患者数に変動がありますので、口コミによる宣伝を踏まえて着実に患者数を確保するなど戦略的な開業タイミングを考える必要があります。

 

月次でスケジュールへの落とし込みを

医院開業を効率よく進めるために、スケジュール管理が非常に重要であることを前回の記事でご説明しました。

開業準備を一歩進めるためにも、まず、自身にとって最適だと思う開業日を「20〇〇年□月×日」と具体的に決めてみることです。そこから逆算して、いつまでにどの段階まで進んでおく必要があるべきか、月次単位でスケジュールを作ってみることで、イメージが固まってくると思います。

目標開業日を決めずに必要な作業などを積み上げ式で決めていくと、目の前の仕事や作業に追われてなかなか手が進まず、開業日が後へ後へとずれ込んでしまい、最終的に集患に不適当な、中途半端な時期に開業してしまうことになってしまいます。

一般的に、医院開業は新年明け、4月1日、10月1日など、患者さんの生活パターンが変わりやすいときに設定するとよいとされています。なぜなら、ほとんどの患者さんはすでにかかりつけの医院を決めていて、特に困っていない可能性が高いからです。

今まで通っていた医院を変えるには、エネルギーや覚悟も必要です。そうしたことを行うためには、引っ越しや転勤、卒業・入学、マンションやショッピングモールの大型建設、新しい道路整備の工事があるなど、患者さんの生活パターンや動線が変わり、新しい気持ちで医院のPRを受け入れられる状態でなければなりません。

 

診療科目により開業日の設定を決める

診療科目によっては患者数に季節変動があります。たとえば、内科は風邪やインフルエンザが流行する秋から冬にかけて、耳鼻科であれば花粉症が多くなる冬の終わりから春先にかけて、眼科であれば子どもがプールなどで感染症にかかり来院が期待される夏にするなど、受診の確率がより高くなる時期を選ぶ必要があります。

医院開業後の赤字期間をできる限り短くして、赤字額も減らすためには開業当初から集患を多くしておくことが重要です。患者数を十分に確保することで実現に近づきますが、もっと大切なことは、それから2~3年先の十分な患者数確保につなげられることです。

開業当初に多くの患者さんに来てもらえれば、口コミによって地域に宣伝してくれる層を築くことができます。インターネットによる情報発信も重要ですが、やはり、口コミによる拡散が集患に大きな影響を与えます。ひとりの患者さんが新しい医院で高い満足を得ることができれば、まずはその患者さんの家族へ、そしてその家族の友人、知人などへ、新医院についての良いうわさが拡がっていきます。

したがって、患者数の多い季節に開業のタイミングを合わせることは開業直後の集患対策だけでなく、数年後の経営基盤を安定させるためにも非常に大切なのです。

もちろん、思い描いたイメージを実現させるためにも具体的なスケジュール管理が必要です。開業日は、ドクターが選んだ診療科目の患者数がもっとも増える時期を選び、開業地の地域住民の年齢層や職業などに着目して生活パターンの変化が起きやすいタイミングを見て決定します。

そして、申請や手続き、オープニングスタッフの採用と教育の期間も含めて、その1~2ヵ月前までに建築関係を終わらせるように計画する必要があります。

 

開業サポート

東手城ヘルスケアモールでは、事業計画の作成など開業をお考えのドクターの全面的なサポートをおこなっております。

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