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「金融シリーズ」の第3回目は、借入時に重要な基礎知識の中で、「金利」についてご紹介します。

 

変動金利

金利には、大きく分けて「変動金利」と「固定金利」の2つがあります。

変動金利は、返済を行う期間中にかかる金利が変わる可能性があるものです。一定期間(半年)で金利が見直され、金融市場の実情に沿った金利が設定されます。

市場の状況は刻々と変化するため、借入を行った際に金利が低かったとしても、数年後に海外情勢や国内経済の影響を受けて市場が大きく変わり、金利が想定していた以上に高くなることもあります。逆に、景気が鈍るなどの理由で金利が安くなっていくこともありえます。

金利の状況は銀行等のホームページから随時確認することができます。したがって、一定のリスクがあることを踏まえた上で、変動金利を選んだ場合は市場の状況をチェックしつつ、備えをしておくことが必要となります。

 

固定金利

文字通り、借入期間中に金利が固定されていることを指します。借入時から返済終了時まで金利が変わらないため、総返済額が明確になるメリットがあります。

一方で、変動金利で設定していれば利息が少なくなった場合のメリットがないのも事実です。

金利をまめにチェックしたり、もし金利が上がったとしても返済に余裕があるような方は変動金利が良いと考えられますが、そのようなことに煩わされたくないという方は固定金利を選ぶ方が良いかもしれません。

借入の条件にもよりますが、固定と変動を合わせてローンを組む場合もありますので、金融機関担当者と話し合って最適の選択を選びましょう。

 

借入コスト

借入は利息だけがコストだと思われがちですが、他にも保証料がかかる場合や、各種手数料、担保設定費用などがかかります。

これらの追加費用で多めに取って、金利を安く見せるケースもあるので注意が必要です。

 

返済方法について

金利が決まったら、次は返済方法について考えます。

返済方法は次の2通りです。

・元金均等返済方式
借入の元金部分の返済額を、毎月固定にして同じ金額を返済する

・元利均等返済方式
元金と利息の支払額を合計した上で、毎月同じ金額を返済する

開業時の借入では元金均等返済方式を選ぶことが多いですが、元金返済の負担が当初から大きくなるというデメリットもあります。したがって、据え置き期間(利息の支払のみ行う)を設定したり、元利均等返済方式を選ぶことも考えられます。

 

次回もこの続編をお届けします!

 

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