ヘルスケアブログでは、医院開業を志すドクターのために、開業に役立つ知識や情報をまとめてお届けしています。

「金融シリーズ」の第5回目は、「融資交渉」についてです。

 

融資に臨む前に最も大切な事

これまで融資に関係する基本的な知識を4回に渡ってお届けしてきました。

そしていよいよ、金融機関にコンタクトを取って融資交渉に入る…その前に、とても大切な事があります。

それは、「家族の同意を得ておく」です。

担保や保証人の設定は、ドクター一人だけで済む問題ではなく、時には配偶者の方や親戚筋にお願いをすることになります。

土地の担保には、相続がからむ場合もありますので権利関係の確認も含めて同意が必要です。連帯保証人になる可能性の高い配偶者、担保を提供する親と関係する兄弟姉妹など、意思を確認しておきましょう。

 

金融機関を選ぶ

融資を考える際にまず思いつくのは「銀行」です。

ひとえに銀行と言っても

・政府系銀行

・都市銀行(メガバンク)

・地方銀行

・第二地方銀行

・信用金庫

・信用組合

など規模・レベル共に様々な銀行があります。

銀行をめぐる市場環境は現在では非常に厳しく、銀行そのものも生き残りをかけて闘っているところです。したがって、どんな所にも二つ返事でお金を貸すわけではなく、不良債権にならないかどうか、厳しい目で融資審査に臨むことになります。

全国の都市部にあるようなブランドあるメガバンクが、必ずしも良いわけではなく、融資の規模や地域密着型であることを考えて、地場の銀行や信用金庫を利用することも視野に入れて、実際に銀行員と接触して感触を確かめると良いでしょう。

まずは、開業地に近い所で拠点を持っている銀行を選ぶと、開業後のお金の出し入れ等を考えた時に非常に効率的です。

また、過去にドクター自身や病院等で銀行とのつながりがあればそちらを当たるのが良いですし、親戚に銀行関係の人がいれば心強いのは間違いありません。

もしくは、既に知り合いとなっている取引業者や税理士、工事業者、医療機器業者などに聞いてみるのも良いです。

何のつながりが無いところからよりも、「縁」を頼っていくのも非常に良い手段だと言えます。

次回は融資審査の具体的な進め方についてお届けします。

 

【関連記事】

開業までのステップ

医院開業のタイミング①~患者行動から考える

医院開業のタイミング②~資金繰りから考える

医院開業コンサルタントの活用①~コンサルタントの種類

医院開業コンサルタントの活用②~コンサルタントの支援スタイル

医院開業コンサルタントの活用③~悪徳コンサルタント

開業タイプの決定

立地選定におけるポイント その1

立地選定におけるポイント その2

不動産取引契約 その1

不動産取引契約 その2~売買契約

不動産取引契約 その3~賃貸借契約

不動産取引契約 その4~借地契約

院外調剤との協力関係 その1~医薬分業の現状

院外調剤との協力関係 その2~医薬分業のメリット

院外調剤との協力関係 その3~パートナー薬局選び5つのポイント

院外調剤との協力関係 その4~院内から院外への切り替え

資金計画 その1~ 資金計画6つのステップ

資金計画 その2~ 必要資金計画①

資金計画 その3~ 必要資金計画②

資金計画 その4~ 資金調達

資金計画 その5~ 収支計画

資金計画 その6~ 資金繰り①

資金計画 その7~ 資金繰り②

資金計画 その8~ 資金繰り③

金融基礎知識~借入の基本①

金融基礎知識~借入の基本②

金融基礎知識~借入の基本③

金融基礎知識~借入の基本④