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「資金計画シリーズ」の最終ステップである「資金繰り」について、3回に渡ってお届けします。

 

4つの利益

まず、資金繰りを考えるに当たって「4つの利益」について理解する必要があります。

①医業利益

医業収入 ― 医業費用 によって得られる数字です。

医院の本業である診療で、どれだけのお金を残せたかを示します。ただし、この医業費用には銀行等に支払う月々の利息などが、含まれていません。

 

②経常利益

医業利益 - 利息

①から、銀行等に支払う月々の利息を差し引いて得られる数字です。

融資額が大きいほど、利息も大きくなりますので資金繰りに影響を与えます。

 

③可処分所得

経常利益 - 税金 - 借入元金返済分

②から、各種の税金と借入の元金を返済するための金額を引きます。

税金には、所得税や住民税、事業税のおもに3つが挙げられます。経常利益の金額に応じて、変動するものもあります。

ここまで来て、ようやく自分の生活費やローンの返済に充てるお金が明らかになります。

 

④繰越金

可処分所得 - 生活費・ローン等

このようにして得られた数字によって、利益の見込みを把握することができます。

 

資金繰り計画では、以上の4つの利益をもとに

・開業後の収入見込みは十分か?

・収入に対する費用のバランスは適正か?

・借入の返済を十分に行えるか?

・将来的に、お金をきちんと残して貯蓄に回せるか?

などを考えます。

 

次回は、資金繰りについて詳細に見て行きます!

 

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