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「院外調剤シリーズ」の第3回目は、パートナーとして調剤薬局を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

 

パートナー調剤薬局のポイントは5つ

これまでに書いてきたとおり、医院開業を考えた場合には可能であれば院外処方を選んだ方が良いと考えられます。ただし、開業した医院のパートナーとなる調剤薬局の質が、ドクターの理想の医療実現を左右することは間違いありません(薬局からすれば、その逆も当てはまるかもしれません)。

せっかく良いサービスを心がけて診察を行っても、調剤薬局のサービスが悪ければそれがレベルの低さと見られ、もしライバル医院がそれよりもよいタッグを組んでいれば、患者離れが起きることは容易に想像できます。

開業後のことをしっかり考えて、良いパートナーを選ぶためのポイントを5つ挙げます。

①自院からのアクセス

パートナー候補となる調剤薬局の近くに開業する場合でも、新しく誘致する場合でも、自院からのアクセスは非常に重要です。

足の不自由な患者さんや、ご高齢の方、車でのアクセスや坂道、信号の有無、交通量など確認しておきましょう。

②経営方針

前回の記事でも書いたように、医薬分業のメリットは患者さんが「安心して」薬を服用できる体制ができることです。したがって、調剤薬局には患者さんに対してしっかりと説明を行ってもらい、注意事項などを適切に伝えられることが求められます。

患者さんへの説明のあり方やサービスの方針など、薬局経営者や管理者がどのような考えを持ってやっているか、必ず確認した方がいいでしょう。

地域のかかりつけ医として経営と診察をうまくやっていくには、相手がタッグを組んで一緒に歩んで行けるかどうかをしっかりと確かめておきます。

③安定経営である

せっかく薬局をパートナーに選んで開業しても、薬局がつぶれてしまっては元も子もありません。長く地域で医療をサービスを提供する以上、薬局との付き合いも長くなります。

したがって、その薬局がどのような財政状況であるか、過剰設備投資や医療とはかかわりのない趣味などに不要な支出を行っていないか、出店計画は堅実かなど、出来るかぎりの情報を集めましょう。地域の方から評判を聞いたり、取引のある銀行から情報を得ることも考えられます。

④スタッフの質・量

常勤薬剤師の人数、制度改正や業界の最新情報等についていけているか、教育体制はあるかなど、医療サービスでは最低限のラインを確認しておきます。

さらに、サービスの質にも着目して、患者さんへの接し方や待ち時間、薬の説明の仕方、薬剤管理体制など「人」にかかわる部分はしっかりと押さえておく必要があります。

⑤薬剤の在庫・種類・仕入体制

自院がこれから処方する可能性のある種類の薬や、よく使う製剤メーカーのくすりを置いているかどうか、もしないなら取り扱ってくれるかどうかなどの確認が必要です。

もし在庫が極端に少なかったり、取り扱いがないと、患者さんが薬局を複数軒回る必要が出て来てしまいます。絶対にそれは避けるべきことだと言えます。

 

次回は「院内処方から院外への切り替えのポイント」をお届けします。

 

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