こんにちは。

ヘルスケアブログでは、医院開業を志すドクターのために、開業に役立つ知識や情報をまとめてお届けしています。

前回から「立地選定シリーズ」についてお届けしており、前回は「開業タイプの決定」についてでした。第2回目と第3回目では「立地選定のポイント」について、2回にわたってご説明します。

 

①開業地を絞り込む

開業立地の選定は医院開業後の経営に大きな影響を与えます。そこで、まずは前提としてドクターの今の状況がどういうものであるか、そこから考えます。


1. 開業できるならどこでもよく、立地についてはこだわりがないゼロの状況

2. 出身地がある都道府県など、ある程度の希望はあるが具体的な条件・候補地は決まっていない

3. 複数の具体的な候補地はあるが、開業立地に向いているかどうかの判断がつかない

4. 開業地はほとんど決めかけているが、そこで本当にうまく行くか立地判断をしたい

5. 開業地は決まっていて、市場性や集患見込みを把握したうえで事業計画を立てたい


開業タイプを決めた後は、上記の1~5に当てはめて自身の状況のどれに当てはまるか、考えてみましょう。具体的な候補地がない状況である1~2の場合は、知り合いを通じるなどして不動産業者と話したり、自分で情報を探して物件情報を手に入れる必要があります。

物件がすぐに決まるパターンはまれですので、時間を効率的に使って短期間で決めるためにも、あらかじめ、こちらの希望条件を明らかにしておく必要があります。

「必要な面積」

「形」

「立地上の望ましい条件」

「坪単価・予算」

「道路に面しているか・駐車場は必要か」

など、様々な条件について明らかにしておいて絞り込み、医院開業や医院経営に詳しい不動産業者とよく話し合って進めましょう。

「医院開業にオススメ!」などと書いてあっても、実際にプロのお墨付きを得られているわけではないことも多いので、そのまま受け取らずに色々な情報を総合的に集めながら、判断していきます。

 

②地域特性を見きわめる

具体的な物件が絞り込めたら、次にその周辺情報に詳しく当たります。「詳しく」とは、不動産業者からの何となくの情報ではなく、根拠となるデータに当たるということです。

具体的には、周辺住民(通院時間が20分圏内)の年齢構成、所得、どういった産業が多いか、公共交通機関の有無、自家用車をどの程度持っているか、気候、他の病院など、地域特性を見ていきます。データは、役所や図書館などで閲覧可能です。不動産業者がデータを持っていれば、最新のものかどうかを確認しながら進めましょう。

立地を失敗しないためには、まずは「地域の理解」が必要で、地域の現状とドクターが考える理想の医療像とが、現実的に合致するかどうかを慎重に見きわめていく必要があります。

 

③生活動線の調査をする

立地選定の上で重要なポイントが、周辺住民にとって「近い(ので寄れる)」と感じるか、「遠い(のであそこは行かない)」と感じるかどうかです。

意識が向きやすいのは、通勤、通学、買い物などの生活動線上にあって、「立ち寄れる」くらいの距離と感じられる場所です。ただし、広い道路を挟んでいると、感覚的に「遠い」と判断されてしまいます。こういう場合は、広い大通りに面しているよりは、かえって裏道や駅への近道など、人通りの多い場所の方が有効です。

将来的に、開院時間帯などを考えた場合にも、バスや電車の時刻表を調べて人の移動が多い時間帯と重なるかどうかも有益な情報となります。

また、診療科目別で考えると、心療内科などはあまり人通りの多くない、やや目立たない場所の方が利用しやすいなどの事情も考慮しなくてはなりません。

 

次回も、立地選定のポイントについて引き続きお届けします。

 

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