こんにちは。

ヘルスケアブログでは、医院開業を志すドクターのために、開業に役立つ知識や情報をまとめてお届けしています。

「立地選定シリーズ」第3回目では「立地選定のポイント」について、前回に続いてお届けします。

前回挙げた3つのポイントは・・・

①開業地を絞り込む

②地域特性を見きわめる

③生活動線の調査をする

でした。

以下、その続きです。

④開業候補地の住民年齢を調べる

いったん医院を開業すれば、その地で10年から20年、もっと長ければ30年以上もその地域で医療を行っていくことになります。

その地域で安定的に医院経営をつづけていくためにも、そこに住む人々の属性変化に注目して立地選定の参考にしていきます。

たとえば、高価格帯の分譲マンション地区で開発から20年以上が経過しているところや、比較的古い町並みのところでは、地域住民の年齢構成は高めであり、高齢者向けの医療サービスが好ましいと考えられます。

一方で、賃貸向けの新しい住宅・アパートが多いところでは、若い世代がライフイベントの発生に伴って転居をするため回転が速く、年齢や所得が時間とともにそこまで変化しないと考えられます。このような場所では、産婦人科や小児科などの、特定の世代が入れ代わり立ち代わり利用するような診療科目がふさわしいかもしれません。

開業した医院にどのような顔ぶれの患者さんがやってきて、数年後はどのように変わっていくのか、そうしたことを5~10年先を見て考えておく必要があります。

 

⑤ライバルとなる医院を調べる

せっかく「これだ!」と思える候補地が見つかっても、これから提供しようと思っている内容と同様の医療サービスを持つ医院が多く存在することもあります。このとき、きっぱりとあきらめるか、もしくは差別化を図った開業を目指すか、決断を迫られることになります。

最近では、独立するドクターが増えていることなどが理由で立地選定がますます厳しくなっています。ライバルがいない地域を探すのは難しいため、早々とあきらめていてはいつまでも開業ができないことになってしまいます。

数にひるまず、ライバルがどのようなサービスを提供しているのかをよく調べ、専門性の違いなどがないかを見きわめたうえで判断する方が賢明です。

また、開業後はしばらく競争があったとしても、しばらく後に、ライバル医院に後継者がいない場合には引退後に地域で唯一の医院になれるかもしれません。ライバルの医院の先生が何歳くらいで、後継者がいるのかどうかなども、調べておくとよいでしょう。

 

⑥SWOT分析で情報を整理する

SWOT分析は、Strength=強み、Weakness=弱み、Opportunity=機会、Threat=脅威の4象限で自身の医院の特徴や置かれている環境について情報を洗い出し、整理するフレームワークです。最終的には、SWOT分析を使って総合的に物件を判断していくことが求められます。

具体的には、自分の医院はどのような強みを持っていてその地域の特徴を踏まえたときに良いサービスを提供できそうかどうか、受け入れてくれる患者さんがいそうかどうか自身の専門性や特徴がかえって弱みになることはないか、最後に、ライバル医院や地域住民の状況はどの程度の脅威となるのか、それら4つの視点で情報を整理していきます。

自院の強みを最大限に発揮できる環境こそが、ドクターと住民両方にとってベストの関係が生まれる場所だと言えます。

 

以上、立地選定6つのポイントをご紹介しました。

次回は「不動産取引契約」についてお届けします!

 

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